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素晴らしい本を紹介します。

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コーポレート・アイデンティティ、一般に「CI」と呼ばれています。「ああ、あの企業がロゴとか替えるやつだよね」なんていうのが、一般的な認識かも知れません。
ここでご紹介する本は「CI」といえば「PAOS」と言われている、業界では超有名な会社の設立者にして代表をされている中西元男さんの書かれた「コーポレート・アイデンティティ戦略」です。知人を介して知り合う事ができ、先日には事務所にも呼んでいただきました。
NTT、ベネッセ、ケンウッド、INAXなどを手がけられた実例もさることながら、コーポレート・アイデンティティとは、企業の奥深く本質にまで入り込み、その企業そのものを蘇生させ、更なる高いステップに移行するための、それはそれは気の遠くなるような作業だと言う事がよく分かります。
それぞれの企業に合わせた考え方やデザイン作業はひとつとして同じものはなく、緻密でありながら、最良の答えに行き着くための愚直なる発案・検証の限りない繰り返しでもあります。もちろん、それこその当然といえる素晴らしいベネフィットを企業にもたらすわけですが、私が感じたのは、「デザイン」という事を基盤にして、これだけの事が成し遂げられるんだ!という「パワー」、そしてデザインの持つ大きな波及効果です。これはこういう事を職業に選ばれた方全員に、きっと大いなる力を与えてくれるはずです。
中西先生もおっしゃっていましたが、今は、まるでキャンペーンのようにロゴを換えたり、きちっとした概念や目標値もないままに簡単に「CIのようなこと」をやる企業も多く見られます。これは僕たちにとってもまるで「将来の希望が持てずに覇気のない現代」を想起させる、憂慮すべき事なのかもしれません。読むべし!
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