夕焼けは好きですか?
ちょっと固い内容ばかりだったので、軽く「夕焼け」の話でも。
夕焼けが好きです。
最近同じマンションの違う部屋に越したんですが、前の部屋が表参道ヒルズより少し高い位置にあって非常に眺望がよく、よく夕焼けの写真を撮っていました。夕焼け評論家として有名な油井さんを始め、夕焼けの好きな人はとても多いんではないでしょうか。
いろいろな夕焼けのバリエーションがあるのですが、とても晴れた割と空気のきれいな日にできる、上空の「空色」から、地平線の「オレンジ色系の赤」に至る、わりと普通の夕焼けがありますよね。昔、あの少し赤みの入ったブルーである空色と黄色みの入った赤である地平近くの色のグラデーションの接点にあたる色ってなんなんだろうって、ずっと観察してた事がありました。
色彩的に考えるとわりと「?」なグラデーションで、「紫」?とか考えがちなんですが、答えから言うと「白」でした。しかもまばゆいばかりの白ではなく「ぼーっとした白」って感じです。いわゆる光の三原色がすべて重なった部分に近いのでしょうが、空全体にはうす暗い状況なので、「ぼーっとした白」なのかも。
その事に気づいた後にパウル・クレーの展覧会に行くチャンスがあり、クレーの作品の中にも夕日を帯のグラデーションで描いてる絵があって、同じように接点の色として「白」の帯を発見したときには、ああやっぱりそうなんだなとうれしさを覚えた事がありました。
職業、専門的側面からものを見直す事は(今回の場合は「色」)ちょっと深く突っ込んだ感じになって、これはこれで楽しいものです。
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