食欲増進色 [カラー]
「青」の項で少し触れた「食欲増進色」。
すばりちょい濃いめのオレンジ色。もちろんそれの要素である「赤」「黄色」の組み合わせも。
周りを見回しください。吉野家や、すき家、松屋、デニーズ、オレンジまたは赤、黄色の組み合わせです。
おいしそうな食品の色が基本になっています。トマトソースパスタ、オムレツ、お肉全般、エビグラタン、ピザ、フライ、お好み焼き・・・。
赤みがある茶色系統も仲間でしょう。焦げ目の色、シチューの色。
緑色は難しいです。緑色は寒色です。緑色系列のみの使用は食欲減退になります。グリーンサラダってだめなんですよ。プチトマトとか入れるとオッケイです。逆にパセリや青のりなど食欲増進色の補色としてはオッケイです。
寿司店や和食系で青を使ってるのは、色の薄い魚などの色みを反対色によって暖色系に(食欲増進系に)持っていくためだと思います。(もしくは藍染めののれんなどの色の引用)
飲み物も清涼感や透明感、冷え感などを表現するために食欲減退色の「青」を使いますが、食欲の無いときに、液体なら入るように、食欲とは別のところにあるから気にしなくていいのだと思います。
色に関する仕事をなさってるデザイナーの方など、夏には季節感を表現するために「青」を使いたくなるかもしれませんが、上記を頭のスミに入れつつ、注意深くやってください。
Photo:Kazunori Ohi ©CHICAGO PIZZA 転載はできません。ご了承ください。
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