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エコへの取り組み [ムーブメント]

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アイパッド、電子書籍など、紙への印刷自体を減らすことは、パルプになる木材の伐採を減らすことに役立っていますが、やはり紙へ印刷しなければ行けないアイテムもたくさんあって、それはそれで、少しずつエコ化に向かっているようです。
まず、私のクライアントのひとつは、ページ物の綴じに金具(ホッチキスのようなもの)を使わないようにしています。(写真上)ちょっと前までは、48ページくらいまでのページ物は中綴じと言って金具を2つ使って綴じるのが最もポピュラーな方法でした。綴じ部分の数ミリを使ってのりで綴じることによって、古紙リサイクルへと回ったときに金具を外す行程がなくなり、リサイクルしやすい。パンフレットなどはいい紙を使うことが多いので、非常に有用な方法です。

リサイクルと言えば、2〜3年前に起こった古紙混入紙の偽装があって、一時ほど声を大にして言われなくなりましたが、もちろん古紙混入や、木材を切らなくてすむ、サトウキビなどの農業で作る、木にならない植物の繊維を使ったりした紙を作っています。また産地を国内に限定し、きちんと木を切った後の植林をコントロールすることで、木を絶やさないシステムなどによる紙のエコも行われているようです。

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ところで、リサイクルと言えばヨーロッパ、特にドイツなどではカタログにPPと言われる樹脂コーティング(日本では、表紙を保護する目的で非常によく使われます)をすることは、ダメなはずです。リサイクルのための分別に非常に厳しい国ならではですね。海外のパンフレットを請け負っている方はご存知と思います。保護が必要な時は代わりに従来よりしっかりしたニスなどを使ったりします。

さらに、これは10年以上前から印刷インク用油脂をを鉱物系から植物系に代替するようになっています。昔はエコを意識している企業ということで、古紙混入紙使用とともに大豆インク使用などとマークを入れてましたが、現在は印刷用インクではほとんどがこれなので、マークも見られなくなりました。

今年は特に暑いですねえ。いろいろな原因があるのでしょうが、間違いなく地球は温暖化が促進してるはずです。何か作るときには、何にも考えなくても製紙会社や印刷会社でやってくれてはいますが、自分でも意識して、あえて積極的に考え、取り入れるようにしたいものですね。

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