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ホスピタリティーと満足感 [スタイル]

今のデザイン会社を始めた当時は、私の他に二人共同経営者がいました。そのうちの一人は、以前私の勤めていた会社に一緒に働いていた、元々音楽・芸能関連の某有名会社にいらっしゃった方で、その当時、企業が音楽などのスポンサーを大変活発にやっていた時代にいくつも一緒に仕事をしました。

今までデザインや広告関連の営業の方ばかり見て来た私には、彼のクライアントや関係者に対する素晴らしい気の使い方と対応を驚きもし、また非常にリスペクトしていました。
当時はいっぱしのアーティストぶって、えらそうに言うだけの私にとって、発注主や関係者を、仕事や様々な気遣いで喜ばせいい気持ちにさせるというのは、疎ましさよりも新鮮で、その後の私にとても影響を及ぼしました。

いいものを作れば、いつもえらそうでいいんだ、分からず屋の発注主には反発していいんだでは、結局満足できるものは出来ません。クライアントや関係者、自分のスタッフを含め自分の世界をうまく演出し、引き入れていい関係を作り、最終的に期待以上の満足感を供給すべきだと思っています。
それは、いつもニコニコへらへら媚びてろということではありません。自分勝手ではない、相手のことを考えた対応。もちろん、クライアントにクリエーターとして厳しい創作活動の結果としての、「予想以上」「うれしい驚き」を与えることが非常に大切です。

(いろいろな状況もあり、とても難しいことですが)一人の世界で作り上げるアートではない故に、自分(たち)の作品を理想的な状態に持っていくためにも必要な要素だと思います。

※サンプルは、彼と一緒に創立一年目に携わった作品です。今では見ない8センチシングルCDのジャケットです。当時は音楽制作も請け負っていました。
momoi.jpg


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