SSブログ

有機的と無機的 [イメージ]

yuuki.jpg


muki.jpg


正確な言葉の意味とは違うかもしれません。あくまでも私の感覚です。
一般的に有機的とは人間や生き物のように色々な要素が結び合って、形作られてる様子。無機的とは生命感の無いもの。ということでしょうか。

グラフィックの場合基本として、特にアウトラインなどに生き物感があり、温度がある様子、無機的とは生き物感が無く冷たい(クールで)、凛とした感じととらえています。

有機的な曲線や形、色、雰囲気などを使うことで、「親しみ」「かわいさ」「暖かさ」「カジュアル感」「人間くささ」「田舎的な」など、対して無機的な表現で伝えられるイメージは「カッコいい」「高そうな」「クールな」「冷たい」「都会的」「先端」「一般的ではない」などだと思います。

特にID(インダストリアルデザイン)やプロダクツデザインなどは非常に直接的に関連がある要素だと思います。クルマなんかも本来無機的な物に、有機的な要素をデザインとして加えていくことで、生命観や躍動感を感じさせ、親近感を持たせることが可能になりますよね。
グラフィックでも例えばマンションなんかのカタログや広告は、都会的で高級な物件はわりと無機的に「凛」とした人を少し寄せ付けないような演出で、郊外のファミリー向けは、有機的な感じで生活感を感じさせる作りになってることが多いようです。

たとえば修正ポイントとして、「もう少し親近感」「もっと暖かみ」「カジュアルに」などのコメントが来たら、「有機的」な方向を考えてみる。逆ならば「無機的」な方向を考えてみるというのも考え方のひとつかもしれません。

最近良く使われるクラシックで繊細な植物的モチーフなどは、有機的な方向でしょう。人を出したりカラフルにしたりするのも広義での有機的な方向性と言えると思います。

nice!(9)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 9

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。