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TARO OKAMOTO @ shibuya_station [アート]

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こんにちは。
しばらく難しい話が続いたので、少し矛先を換えて。

私の事務所は表参道というところにあるので、帰りに渋谷を経由します。渋谷で下車して、ちょっと飲みに行く時には銀座線から井の頭戦のホームに行く途中の、ちょうど「マークシティー」の入り口にあたるところを通るようにしています。
ここには皆さんもご存知の方が多いと思いますが、岡本太郎画伯の「明日の神話」というとても大きな壁画が展示されていて、それを見るのが目的です。

縦5.5、横30メートルに及ぶ巨大な壁画は、原爆が炸裂するところを描いているそうです。一見非常におどろおどろしい絵ですが、題名からも分るように、破壊に内包する生のエネルギーをテーマにしてるのだと思います。
ちょうど太陽の塔とほとんど同じ1968〜69のまだ若い頃の作品で、画伯のエネルギーがまるで巨大なキャンバスでは足りないような勢いを見せていますよね。太陽の塔の手の部分にあたるようなモチーフも使われています。
このような大作をいつでもタダで(失礼!)見れるのは非常に幸せです。

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これは、私たちのような職業の人たちにとって非常に大事なことですが、大きい面積のキャンバスに、緊張感を持たせるビジュアルを展開するのは、簡単ではない。才能か、努力か、力が必要です。
大きい面積は決して小さい面積の拡大ではありません。カタログやポストカードと同じようにポスターを作るのはダメです。

最後に画伯の言葉集より、
みんなに
“壁は自分自身だ”
自分に
“もっともっと悪条件の中で闘ってみることだね”
写真をやられてる方が多いようなので、
“写真というのは、偶然を偶然でとらえて必然化することだ”

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おススメです。

“明日の神話”再生プロジェクト
http://www.1101.com/asunoshinwa/asunoshinwa.html

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