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紙のこと2 [紙]

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今進行中の仕事で、久しぶりに「ハイマッキンレー」という紙を使用したので、その紙を出している五條製紙という会社を紹介します。

ハイマッキンレーはコート紙の中ではかなり上質に属する紙で、目が詰まっていてまあ豆腐でいうと絹ごしチックな、パルプではなく樹脂を使った有名な「ユポ」にも近い、そんな感じの紙です。白色度も高く値段も高い。使用にゴーを出したクライアントも相当意識が高いです。通常のコートと、ダル系(セミマット)があります。

昔、アメリカの企業を担当したとき、アメリカで作った高級ブローシャ(パンフレット)を、和訳して、かなり近いものを作って欲しいと言われ、紙もかなり近いものを使用したいと探した末に行き着いた紙が、この「ハイマッキンレー」です。アメリカ人も高級に感じる紙ってとこですかね。

さて、その紙を配給してる会社が五條製紙です。王子や日本製紙のような大御所ではない中堅ですが、非常に特徴のある紙を作っています。
多分光り物の厚物系ではここの右に出るところは無いんじゃないでしょうか。いわゆる高級パッケージ用紙です。一見金属のような色とテクスチャー、またクルマの特殊塗装のような雰囲気を持つ紙、ホログラフィーと呼ばれる虹のような反射を持つ紙など非常に種類があります。
一番の欠点は高いことですが、ある意味高い商品にのみ使用できる価格というのは意味のあることかもしれません。

紙の見本をホームページより請求してみてください。見てるだけで結構楽しいですよ。高級な気分になります。
メールマガジンもやってますので、紙の知識などえられると思います。
http://www.gojo.co.jp/

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