見た目 [閑話]
さて、人を見た目でネガなことを言う人がいますよね。「ブス」「ブサイク」「チビ」「ハゲ」「ブツブツ」「地黒」「ペチャパイ」etc。
イージーなだけに浅はかです。言われた方は気分のいいものではありません。特に問題は「そのことの多くが修復不可能なこと」です。いわば一生ついてくる不良品的なことを言われる訳で、悪意があろうと無かろうとそのことをあえて認識させるのはどうかと思います。
さらに言えば、他人の肉体的欠陥を言う人は、ほとんどがそれを言うことにより無意識に自分を優位に保とうと言う心が働くといわれていますが、そのことも嫌な部分です。刺のある言葉、ネガな言葉はインパクトが強い。(だから使うんでしょう)
出来れば自分の周りにいる人が自分にも他人にもそんなことを言って欲しくはないものです。
(お笑いの人たちは、あえてそこを武器にしたりしてるようですが)
さて、話は変わって、私たちは「見た目」の仕事をしています。上記のことも含めて「見た目」は、五感の中でもほとんどの人にとって優先順位が先にくる感覚です。
クルマだって大切なのは運転した感じなのでしょうが、見ずに乗ることは出来ませんから、運転する前にある程度のイメージを持つことになります。
イメージの中でも非常にプライオリティーの高い部分を受け持つことはとても素晴らしいことと同時に責任のある重要なことです。
「見た目が変わって、イメージが良くなった」と言われれば、携わった人はとてもうれしい。逆に厳しい批評が出た場合には、こちらは努力によって修復可能なことが多いですから、悪い部分を抽出して検討し、次につなげていかなくては行けませんね。
良くも悪くも「見た目」は、とても重要な感覚だと理解し、それをポジティブにとらえ「物事がいい方向に進化」するように努力したいと思っています。