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震災後の広告 [閑話]

長いこと放りっぱなしで、本当にすみません。今年になっていろいろ状況が変わり、今までとは違う人とご一緒させていただいたり、違うことをやったりしています。
今も諸々進行中でしっかりとした時間が取れずにいます。
このブログではまじめなテーマを選んじゃったので、「よしやるぞ」って言う一定の時間が取れないとなかなか書けません。すみません。今回も閑話程度で・・・。

その今の仕事のなかで震災関連の案件があり、2回ほど東北方面にも足を運びました。そんな時に今日のヤフーのニュースで「大震災3カ月のCM考「メッセージ重視」模索」というトピックが目に入りました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110614-00000105-san-ent

そういえば震災後も[AC]のコマーシャルに批判が集まりましたよね。あれは今のコマーシャルをそのまま流すと、「こんな時にナニやってんだ」という視聴者の怒りの声が上がりそうなのを回避するために、マナーなどの啓蒙のために毎年少しずつ作ってる[AC]のCMをあてていた訳で、企業はちゃんと規定の広告料は払っていたはずです。でもいかんせんこんな状況で使うって考えてなかったから数が少ない。確かにあんだけ続くと飽きちゃいます。

三ヶ月後の現状は、まだ「ぽぽぽ〜ん」は流れているけど、記事に依ると
「視聴者の目は震災前より厳しく、被災者を応援しようとしたメッセージCMに対しても「不謹慎」「震災を企業イメージの向上に利用している」といった批判が向けられがちだ。その中で、商品を堂々とPRしながら、人々を笑顔にすることにこだわった作品も生まれている。(三宅陽子)」
だそうです。

視聴者は民放そのものがCM広告料によって成立してることは知ってはいても、それに対してなぜか感謝も何も無く、逆に非常に厳しい目でしか見てないような気がします。自分だってほとんどの人が企業に勤めて商業活動をしているにもかかわらず、企業は怒りやストレスの矛先になっちゃう。不思議です。確かに金儲けばかりで変な企業もあったりですが、少数派だと思います。
それでも山本太郎さんの件などがあると、テレビ局と広告主の力関係を、(あまり良くないイメージですが)何となく感じることがあります。

さて、記事によるとそれでも企業は狭いところから「被災地応援」と「自社商品PR」のどちらもクリアできる作品を作り上げてきてるようです。



今は、お金をかけて中々いいCMを作ろうという状況にありませんが、それでもがんばってる企業のCMは、とても優秀な人たちが日夜知恵を絞っていい物を作っています。
最近良く番組でも取り上げられる「古いCM」を見ると、その時代をとても感じて楽しいように、「今」をしっかりと映しているエンターテイメントとしてのCMを、もっと楽しんでもらえたら良いなと思います。

少しでも景気が良くなって、いろんな物が売れるようになれば、雇用だって持ち直してくれるし、復興も早く進んでくれるんじゃないかと言う期待を込めて。

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