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簡易で味のある印刷 [印刷方法]

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私たちが仕事であまり使用することは無いのですが、今書店で売ってる「デザインのひきだし」という専門雑誌では、“ピンクマスター”、“デジタル孔版”などのちょっとプリミティブでエコで安価な印刷方法を紹介しています。

“ピンクマスター”は、「紙」の版で印刷するオフセット印刷です。紙だから、通常オフセットの金属板に比べて耐久性が無く、また伸びがあることからカチッとした仕上がりにはならず、また大量には刷れないんですが、それ故の素朴な味があり、印刷価格の安さも伴って、一度何かで使ってみたいという気にさせます。紙って言うところがエコごころを惹き付けますよね。
単色印刷の注文が多いようです。通常のプロセス4色印刷も出来るのですが、新聞くらいの100線程度のアミ点に適していて、版ズレも味と見て素朴を楽しめれば、結構いい感じです。

だいたい数10枚から2000枚程度。紙はA3ノビ程度まで。色はCMYK、金銀など特色も含めてかなり広く使えるようです。

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デジタル孔版は要はスクリーン印刷です。この本では「リソグラフ」「サテリオ」を紹介しています。素朴で手作り感あふれるロハスな(最近聞かなくなりました)作品を掲載していますが、ズレや、ムラを意識した上で、もっとモダンで面白い物も作れるはずです。

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その他には昔懐かしいガリ版を(小学校の時に良く使いました)いまだに使って素敵な作品を生み出してる人なども掲載されています。

前述の2つの方法は一度、何かで挑戦しようと思います。一度この形で刷った物を元にして通常オフセット用の原稿を作成するという方法もありますよね。その時にまたレポートできればと思います。

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