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デザインの基本 [グラフィックデザイン]

今日、知り合いが社長をやってる会社で「デザインについて話をしてくれない?」ってオーダーがあり、朝、1時間ほど話をしてきました。その中で前段として出した自分なりの定義を(恥ずかしながら)紹介します。聞いてくれた社員の人たちは特にデザインの学校を出た人ではなかったのでざくっとした話しか出来ませんでしたが、エッセンスには触れてるかなと思っています。
えてしてこういう場合には言い切り型のほうが届く場合があるので、「えらそう」ですがお許しください。
(基本はグラフィックです)

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ベクトルとは方向性です。どこを向いているのか、誰に話せば良いのかがはっきりすればするほどはっきりしたコミュニケーションが出来ますし、有効です。

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自分や、自分の思ってることを自由にクリエイティブするのが「アート」で、「売る」「イメージを上げる」などのはっきりした目的があるのがデザインだと思います。(もちろん例外はあると思います)

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わりと絶対的なアートに対して、世間を相手にしてる限り「相対的」ですよね。他がこんな感じだから、あえてこういうデザインをして「差別化」していくなんてことが、より効果的な手法なはずです。もちろん「あえて他と同じようにする」も手法です。

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デザインに「何となく」はないと思っています。書体を選ぶのも、こういう構成にするのも、こういう色にするのもすべて目的に対する理由によって意志を持って選択、使用してるはずです。
もちろん「感性」の部分はありますが、目的意識を持った人の「感性」です。

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上記のママです。文字間を広げる、文字を詰める、明朝にする、ゴシックにする(タイポグラフィー)
赤い原稿にする、緑の原稿にする、直線的な雰囲気にする、曲線を多用するなどなど。色々な要素が、目的意識に合わせて選択、または創造、それが構成されていきます。

いかがでしょうか? こういう風に考えていくと「何となく」デザインする難しさから抜け出ていけるような気がしませんか?
ちゃんと意識してデザイン作業をすると、キャリアを積んでいく過程で、「ひきだし」も出来やすいです。
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