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週刊誌の中吊り広告 [メディア]

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今やTVを見ない人が増えて、さらに見る人も文明の力を利用してHDに録画し、その時にCMをスキップしちゃったりしますよね。えてして広告ってあまり歓迎されない存在です。
実際は民放や雑誌などは広告収入で存在してると言ってもいいでしょう。昔あるタレントがCMの間にトイレに行っておいてと言って、広告主に降板させられたりしました。分かっちゃいるんだけど出来れば飛ばしたい。そんな広告にあって、わりとみんなが見ちゃう希有な存在と言えるのは「週刊誌の中吊り広告」ではないでしょうか。

確かに、通勤電車の中で新聞も読むスペースも無く数十分もジッとしていなければならないという特殊な環境も有ると思います。でもやっぱりあの、「社会の小窓」とでも言うべきネタと内容には、多くの人が野次馬心をくすぐられているはずです。 雑誌を皆買えるわけではないので、結構中吊りだけで情報仕入れた気になっちゃうんですが、やっぱり気になる内容のものは購買につながりますよね。

文章(コピー)的には、「文字数」が最大の鍵になると思います。紙面の短い辺に縦に文字を組んでいく中で(横組も有りますが)文字を大きくするためには、文字数を絞らなければいけません。無駄を省き、飛ばせたり縮めたりするところは大胆に。しかしその中で人の興味を瞬時にぐっと引き寄せる。すごいテクニックです。
映画のサブタイトル(字幕)も画面をみながら読める文字数というのがあって、その中で、台詞の長さとも合わせて文章を決めていくそうです。戸田奈津子さんが言ってました。

さらにレイアウトに至っては、余白という概念はまったくなく、いかに左右、天地パンパンにレイアウトするかが鍵です。それでも、文字の大きさで隣同士とのメリハリを効かせているのか、読みづらいとあまり思わない。文字数と合わせて非常に特殊なある意味完成されている分野だと思います。我々が格好つけてレイアウトしたものなんか、誰も見ようとしないものになりそうです。
このような特殊な分野に存在する特殊なテクニックがあり、またそれがとても有効に機能しているのが素晴らしい。ひとつの文化だと思います。

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デジタルポスター [メディア]

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前述のアイパッドにも関係あると思います。
紙に印刷しないメディアが今後増えるであろうパート2として、「デジタルポスター」を取り上げてみました。テレビ番組でも紹介してましたし、品川駅などで見られた方もたくさんいらっしゃると思います。
インターネット時代に動画やフラッシュを見慣れている今の人には不自然の無いメディなのかも知れません。
駅貼りポスター全盛の時は、表参道駅など貼るところが無くて、可動式ボード状のものまで用意したことを覚えていますが、今は、駅に行っても、ポスタースペースの空きばかりが目立ちます。そんな中、状況を打破すべく新しいメディアとして登場したのがこの液晶タイプのポスターで、中には、人物を性別、大人子供程度認識して、見てる人に合わせて情報を差し替えたりできるようです。
以前にも紙のポスターに小さな音声装置を埋め込んで、人が通ると音声が出るってのがありましたが、なかなか普及するところまでは行きませんでしたね。
今回のものは、インフラを先に整備しているので、ある程度コスト面でこなれていけば、利用者も増えていくと思います。グラフィックデザイナーでもある程度データ作成をできるような方向になるでしょう。
逆に言うと、既存のポスターは画面がいつまでも変わらないという性格を活かし、例えば詳しい情報の発信源や、逆にアート作品的なものとしてもっとその役割を特化していく方向になるのかもしれません。

iPad(アイパッド)対応 [メディア]

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最近身の回りでiPad購入者が増えてきました。
全体の比率で言えばまだまだ取るに足らない数ですが、今後アプリケーションが増えたり、アイパッドを実用に使う場面が増えたりすると、それに伴って、使用者数が増えていくような気がします。
また、アップル以外も同じような機能を持った商品を出してくるでしょう。電車の中で見てる人がいれば、周りの人は皆好奇心で覗いてみたくなってるようです。そのインパクトが見えない力になってる気がします。
私の好きなアメリカドラマのCSI.NYでも資料やドキュメント、調査結果などをアイパッドと同じようなタブレット型メディアで仲間に見せているシーンがありました。

私たちの仕事の中では直近のものとして、ウエブサイトを作る際、フラッシュを使用する場合にiPad対応をするかどうかをクライアントに聞くようになりました。
前に書いた「SEO対策」にしてもこの「アイパッド対応」にしてもフラッシュ(Adobe社)はちょっと分が悪いですね。でも、いろいろな意味で非常に優れたソフトウエアです。今後出るHTML5(アップル側はこれが将来的にある故にフラッシュを採用しないとかなんとか・・・)とフラッシュの比較をいろいろなサイトでやってますが、どうやらたくさんあるフラッシュの機能を凌駕するというのは難しそうです。

今後はiPadで見るための電子カタログなどの仕事も多くなっていくと思います。ウェブ会社やその他のIT企業も、iPad用のツール制作を謳ってるところが出てき始めました。うちの会社でお願いしているウェブ会社もiPad用のツール制作に対応し始めました。
紙に印刷して来たものが取って代わる部分も相当ありそうです。今後を見ていかなければいけないひとつの大きなムーブメントではあるようです。

Photo: Tomohiko Saito @ That’s corporation

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