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アートディレクションって何?その3 [予算管理]

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今日、昔うちで長いこと働いていた優秀なデザイナーから、メールをいただき、それを読んで書き忘れたことがあることに気づかせてくれました。
アートディレクションの仕事の大切なことの中に予算管理があります。
クライアントや広告代理店から「これくらいの予算で」と言われることももちろんありますし、必要なクリエイティブを実行するのにいくらかかりますといった見積りを出す場合もあります。いくつか案を出すにあたって、それぞれの予算を提示、説得しなくてはいけないこともあります。
予算が通る、通らないのやり取りのあと、だいたいの予算が決まったらその中で自分の作業費(またはプロダクションの利益)とバジェット(経費)に分け、許されたバジェットの中で最高の結果を残すようなマネジメントをしなくてはいけません。いくらすごい作品を作るためとはいえ、金銭感覚抜きの予算オーバーは「仕事」とはいえませんよね。
でも経費は削れば削るほど、安ければ安いほどいいというのは大間違いです(上司からいわれてる人、いっぱいいそうです・・)。いい作品を予算内でキチンと作ることが、次の依頼へとつながることは明らかです。使える予算はきちっと使って、最高のメンバーを使う。逆に言えばいい作品を作ってる人には、優れた人たちが少し足りない予算でも喜んで参加してくれるということもあります。(感謝です)
今はなかなか予算も厳しい情勢ですよね。経費削減に悩んでるクリエーターがたくさんいらっしゃると思います。めげずにがんばりましょう!
さらに言えば、上司(クリエイティブディレクター)、営業、代理店、クライアントに対して、「これだけの物を作るのだから、これだけは必要です」と説得できるのも、才能のひとつ?ですよね。

※写真は大英博物館内の(古代ローマ時代の)コインたち(たぶん)


タグ:予算管理
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