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グラデーション [カラー]

グラデーションは美しい。グラデーションは印象的である。

実際世の中にある自然なものでベタ色(一定の色が継続すること)はほとんどあり得ないので、ある意味人工的ではないものすべてはグラデーションとも言えます。
しかし、ここではもう少し狭義のグラデーションという意味で行きます。

多くの人がグラデーションでまず思い浮かべるのは「虹」ではないでしょうか。可視原色すべてを包括したグラデーションは見るものに美しさ以上のものを感じさせます。
虹以外でも透明感のあるグラデーションは光の波長差によるものが基本となっているので、 見る人にとって非常に印象がポジティブです。

グラフィック上では「サイケデリックアート」をまず思い浮かべますよね。



当時はドラッグなどによるトランス状態を、ある意味めくるめく極彩色の世界で表現したのがあのような形になったんだと思います。いろんな色の光が見える=擬似的宗教体験でしょうか。
現在でもドラッグではなく瞑想でのトランスの表現としてグラデーションを用いたグラフィックアートが用いられたりしてるようです。
http://www.youtube.com/watch?v=LwWaSMgzUyE&feature=related

グラフィック上で使用する時には、一色で白へと移行するものが最もベーシックです。(2)
2色以上の場合には隣り合う色がなるべく同じようなベースカラーの構成を持つものが、きれいにいきます。(3)
逆に反対色の要素を持つ色が入ってる場合には、境目が濁ったりします。(4)
そんな時には相性の悪いベタ色同士の組み合わせ同様、間に白を入れたりするのも有りですね。(5)
同系色の濃淡を使うことで、金属のような光の反射を感じさせるような表現も可能です。(6) 
また、グラデーションの向きを180度変えたものを組み合わせることで、立体的な面白い表現が可能です。(7)
モノクロ写真の上に乗算で載せてもちょっとした非現実感なイメージを表現できると思います。(8)

gradation.jpg

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