レトロで行こう!2「オールドアメリカンスタイル(その1)」 [グラフィックデザイン]
©Jeff Brouws
みんなが大好きなオールドアメリカンスタイルです。
世代別に思うところは色々でしょう。皆さんの古き良きアメリカのイメージは「フィフティーズ」ですか?それとも「ルート66」「ハーレー・ダビッドソン」はたまた「カウボーイ」「ブルース」もしくは「州道沿いのダイナー」、「トニー・ラマのウエスタンブーツ」「リーバイス」・・・。
もちろん、このコーナーなので、内容はデザインです。仕事でこのイメージが必要なクリエイティブがあり、過去に資料を集めたり、パターン化したりしたして分ったことですが、オールドアメリカンスタイルはわりとポイントがはっきりしているので、「ぽい」方向に持っていきやすい題材です。
(もちろん時代によって違います。ある程度ざくっとしたイメージ構築です)
ポイント1は書体です。昔は手書きがベースですが、ある程度書体は決まっていて、さらにそれらを組み合わせたりして使ってます。いまでもフォント等で近いものがいくつかあります。縁取りをしたり、少し立体で見せたり、アーチ型に組んだり、湾曲させたりしたものを組み合わせます。
ポイント2は枠、または罫線、それに伴う図形モチーフです。四角やドーナツ型などのベーシックをはじめ、斜め、リボン型等の装飾的な形など。
ポイント3は、手書き風のイラスト。ちょっとコミックチックな稚拙なものからノーマンロックウェルまで。写真を使う時はモノクロか人着(モノクロ写真に後から着色)が雰囲気を盛り上げます。
現代の制作物で上手に取り入れてるものを載せてみます。上の3つのポイントが入ってることが分ると思います。
また後日、少し突っ込んだ話なども書いてみます。
資料:New Cavendish Books "Street Jewelley / A Schiffer Book for Collectors "Filling Station Collection" Jeff Brouws "HIGHWAY" / PIE Books World's Best Creative P.O.P. Displays by happy books